MinisorumのHX200Gは上位CPUとdGPUを搭載している、HX100Gの後継機種……だと思います。デザインが変わったので後継なのかモデルチェンジかは微妙ですが。
概要
縦長のデザインを採用しており、一般的なミニPCと比較すると大きめのサイズですが、それでもデスクトップPCと比べると圧倒的に小さいです。ノートPCと比べても設置面積は小さいです。

AMDのRyzen9 7945HX(CPU)とRadeon RX 7600M XT(GPU)を搭載しています。どちらも強力なパーツで、GPUに関して言えばざっくり言ってNVIDIAのRTX 4060と同等(かちょっと上)の性能です。
ゲームはもちろん、動画編集でも困ることはない性能をしてると言えるでしょう。
冷却についてはファンを4つ内蔵しているそう。かつ液体金属を使用しているとのことでかなり強そうです。
ファンの音もアイドル時は45db以下としているので気にならないような大きさだと言えます。
長時間にわたる高負荷作業でも、HX200Gのパフォーマンスは衰えないでしょう。
デザインに関しては魔法陣のようなものが話題になっていますが、取り外し式のパネルになっているようで、デザインの変更は可能だそうです。
性能
すでに3DMarkのサイトには同製品であろうものが登録されています。
前モデルのHX99G(HX100Gは見つかりませんでした)がスコア「8903」なのに対し、HX200Gと思しきものは「10858」を記録しています。これは数値では約1.2倍の性能向上です。
メモリに関しては、具体的な情報は明らかにされていませんが、前モデルのHX100Gと同様に、32GBまたは64GBのオプションが提供されると予想されます。(上記のベンチマークでは32GBを搭載していました)
さらに注目すべきは、MinisorumはHX200Gに初のGen5 SSDを載せるとのことです。
これまでのGen4 SSDの転送速度が約7,500MB/sであるのに対し、Gen5では約10,000MB/sと大幅に向上しています。この速度は特に大容量のファイルを頻繁に扱う動画編集などの作業において、大きな利点となります。
MinisorumのHX200Gは、その高性能なCPUとGPU、配慮された冷却システム、そして高速なストレージオプションにより、ハイエンドなミニPC市場において新たな一手となるでしょう。
設置面積が小さいにもかかわらず、ミドルレンジのゲーミングデスクトップPCと同等のパフォーマンスを発揮することができます。
スペースに限りがあるが高性能を求めるユーザーにとって理想的な選択肢と言えるでしょう。
発売時期は公表されていませんが、一部では2024年夏ではないかと予想されています。