Minisforumから「G1 Pro」が正式発表されました。 以前にもブログで取り上げましたが、基本的には既存の G7 Ti の後継モデルと言えるでしょう。
仕様
- CPU:AMD Ryzen 9 8945HX
- NPU:39 TOPS
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 5060(8GB GDDR7 / デスクトップ版)
- メモリ:DDR5-5200 / 最大96GB(SO-DIMM×2)
- ストレージ:M.2 PCIe 4.0 ×2(換装可)
- ポート(前面):
USB-A 3.2 Gen2 ×1
USB-C 3.2 Gen2 ×1
3.5mmオーディオジャック - ポート(背面):
USB-A 3.2 Gen2 ×2
USB-C 3.2 Gen2 ×1
HDMI 2.1 ×2
DP 2.1 ×2
DP 1.4 ×1
USB-A ×1
2.5GbE LAN - 電源:350W
- サイズ:315 × 216 × 57.2mm
サイズは 315 x 216 x 57.2mm とミニPCとしては大きめ。今までの G7 Ti や NUCXI7 よりも大きいです。
ちなみに現行のPS5(Slimモデル)のサイズが縦置き時約358 × 216 × 96 mm なので、比べてみると高さはG1 Proの方が4cmほど低く、奥行きは同じです。 厚みはPS5 Slimの約6割。PS5よりやや小さくしたようなサイズ感と言えそうです。
G7 Ti と比較するとあっちは 396.5×236×32.5mm 。高さは8.2cmほど低く、奥行きは2.0cm小さくなりましたが、厚さは2.5cm増しています。ノート向けGPUからデスクトップ向けGPUになったので、その分の厚さが増しているのでしょう。

一般的なミニPCと比べると大きいのは間違いありませんが、既存の(ゲーミングを含む)デスクトップPCより依然として小型であることには変わりありません。
スペックについては、G1 Proは Ryzen 9 8945HX と RTX 5060 (デスクトップ版) を搭載。
前モデルである G7 Ti は Ryzen 9 7940HX と RTX 4070 Laptop という構成でした。CPUは順当に最新へ、GPUは世代が上がるとともにモバイル版からデスクトップ版へと大きく変更されています。
デスクトップ用の RTX 4060 ですら僅差で(G7 Ti のGPUである)RTX 4070 Laptopに優っていました。今回搭載されるのはさらに新しい RTX 5060 ですから、CPUも併せて、G7 Tiより性能は確実に上になりそうです。

映像出力は合計5ポート。配置が上下2グループに別れているので、おそらくdGPUとiGPUで分かれているのかな〜と思います。上下どっちかから出力が変わるので、RTX5060のGPU支援を受けたい場合はどこに挿すかを注意する必要があるかもしれません。
USBポートはすべて3.2 Gen2(=10gbps)で、合わせて5ポート。Aポートだけで見ると3ポートです。この構成で逆にCポートが2個もあるのは移行の過渡期だからというか、若干中途半端感があります。
まとめ
既存の「ノートパソコン向けのパーツを使って作ったコンパクトなデスクトップPC」というミニPCのカテゴリから、一つ抜けたのがG7 Proです。ゲーミングミニPCとしては現状最高峰に位置するでしょう。
価格は公式サイトで252,799円(発売時セール価格)。発売・発送は1月10日で現在予約受付中です。
同等スペックのデスクトップと比べるとまぁまぁ高めですが、他にはないコンパクト性に魅力を感じるなら唯一無二ですね。



