UMPCのOneXPlayer G1が正式発表されました。
記事中の画像はすべて上記公式サイトより引用しています。
キーボードもコントローラーもある二刀流
OneXPlayer G1は着脱式のキーボードを備えたゲーミングUMPCです。
着脱式というとあまり馴染みがありませんが、マグネットで貼り付けする形になるようです。

接続方式はマグネットによるピン接続およびBluetoothの2種類。
カバーとして被せると瞬時に接続し、充電も兼ねるようです。Bluetoothオンリーだと接続にラグがあり快適度がガクッと落ちるのでいいですね。
一方、Bluetooth接続は外部モニターなどに接続するときを想定してるんじゃないかな〜と思います。
キーボードを剥がした先にはコントローラーが。コントローラーレイアウトは両サイドのボタンがスティックの下にきます。

コントローラーのスティックはスライド式ではなく、一応ジョイスティックになっているようです。
コントローラー下部はタッチパッドになっていて、バーチャルキーボードとトラックパッドとして利用可能とのこと。キーボード / トラックパッドは切り替え色で併用不可とのことですが、まぁゲーム中には大きな問題にならないでしょう。
スペックは?
CPUはRyzen AI 9 HX 370 あるいは Ryzen 7 8840Uを搭載します。
GPUは内蔵なので前者の場合は Radeon 890M 、後者の場合は Radeon 780M になります。

メモリは最上位モデルは64GB、それ以外は32GBという形です。ストレージもモデルによって可変ですが、最低でも1TBとかなり大きめです。
内蔵GPUといえど性能はパワフルで、公式動画ではモンハンワイルズが60FPSで動作しているのが確認できます。
また、上位モデルのCPUはAIという名を冠している通り、NPUを搭載しています。50TOPSで動作するので、Copilot+の要件を満たしています。
USB4やOCuLinkもあるので最近のトレンドは網羅できていていい感じです。
まとめるとどんなPC?
ゲーミングUMPCとしても、ノートPCとしても、あるいは一時的に据え置きにしてデスクトップのように使ってもいいんじゃないかな〜と思います。
スペックも必要十分だし、実績もあるOne-Netbook社のPCなので、単純なミニPCとして見てもかなり魅力的です。
ゲーミングUMPCとしてみるとスペックは上等ですが、ゲーミングPCとして見るとスペック対値段の比率はかなり割高。ノートPCとして見ると大きさの割に重く(本体880g + キーボード140g→計1.02kg)、画面は小さめ(8.8インチ)、ミニPCとして見ると同CPU搭載と比べて割高……
と悪いところを挙げればあげれるのですが、しかしそれらを統合した存在として見るとかなり魅力的だと言えます。
自分が持つPCをすべて一つに納めたい、コンパクトなサイズにまとめたい、そこそこのスペックがあれば十分、そんな気持ちを持つ人にはジャストで刺さるPCだと思います。実際、欲しい。
ゲームにも仕事にも使える「とりあえずこれ一台で!」みたいなPCが出てきて嬉しいです。
OneXPlayer G1は5月16日発売、価格は16.3万円からです。
OneXPlayer G1 国内正規版 UMPC(Ryzen AI 9 HX 370/Core Ultra 7 255H/Ryzen 8840U)Windows 11 Home



