Wacom は軽量かつコンパクトな14インチ液晶タブレット、Wacom One 14を発売しました。
Wacomから出ている中では小さめでお手頃価格。Wacomブランドの安心感とコスパを両立したモデルになります。Wacom史上、最薄・最軽量のペンタブレットになります。
仕様
- ディスプレイ:14インチ フルHD (1920×1080) 60Hz
- 対応OS:Windows 10以降 / macOS 13 Ventura以降 / Chrome OS
- 表面処理:反射防止(アンチグレア)+指紋防止コーティング
- ペン:Wacom One Standard Pen(筆圧4096段階・傾き検知対応・バッテリ不要)
- 色再現:sRGBカバー率 約98%
- 応答速度:約16ms
- 重さ:約750g
- 厚さ:約10mm
- 接続:USB-C × 1
- 付属品:ペン、替え芯、USB-Cケーブル ほか
Wacom One 14は小型で軽量な液タブ(液晶タブレットモニター)です。
本体はおよそ750gと非常に軽く、同サイズ帯のXP-PenやHuionのモデルが850g前後あるのに比べると取り回しがしやすいです。
明るさは285nitで、同じ価格帯のHuion Kamvas 13が約220nitと比べると一段階見やすい仕様になっています。
厚さも10mmとスリムです。Huionや同じく競合のXP-Pen Artist 13.3 Proが約12mmで、すごい差があるわけではありませんが比較してもスリムですね。
机の上に出しっぱなしにしても邪魔になりにくく、片付けたり取り出したりする運用でもストレスが少なく使えるでしょう。ちょっとした作業スペースでも広げやすく、日常の中で気軽に使えるのは嬉しいポイントと言えるでしょう。
競合のものと比べると液晶サイズは14インチと大きく(他は13〜13.3インチ)、かつベゼルが狭いので本体サイズはより小さいとコンパクトになっています。つまり軽くて、小さくて、画面が大きいと言えます。
注意点としてはサイドボタンが搭載されてないので、左手デバイスは別途必要になることが挙げられます。
接続はUSB-C1本のみ。PC側にDP-Altに対応したType-Cポートが必要です
(要は映像出力に対応したType-Cポートが必要です。最近のPCなら基本的に問題ありません)。PC側が対応していない場合は別売りの変換器『Wacom One Converter』が必要です。
まとめ
Wacom One 14は軽くて取り回しやすく、それでいて良コスパなモデルです。Wacomブランドの液晶タブレットがお手軽に買えるので、初めての液タブを買ってみたいとか、よくわからないけど安心感のあるブランドを…とか「液晶タブレット、何がいいのかわからないけどとりあえず買ってみたい!」という人にも失敗しづらい選択肢と言えるでしょう。
画面サイズが14インチなのは良し悪しですが、その分コンパクトに収まるとも言えますし、まさしく「とりあえず買ってみたい」という人にもおすすめです。
あるいは「iPadじゃなくてパソコンで書いてみたいけど、大きな液晶を机の上にドンと置くのはなぁ…」という人にも向いているでしょう。Wacomブランドの中ではコンパクトで、かつ安めというのが強みです。