【2023年】GPUから選ぶミニPCと、GPUの見方

PCを構成する上で必要なものにGPUがあります。

ミニPCを選ぶ上で、ミニPCによく搭載されるGPUを簡単に解説しようと思います。

GPUとは

GPU（Graphics Processing Unit）は、グラフィック処理を専門に行うプロセッサーです。

基本的には全てのPCに搭載されています。はい、実は。

GPUはゲームや動画編集に使われたりしますが、そもそも映像を出力するのに必要です。なので最低要件として必ずGPUは搭載されています。

でも、GPUなんて普段はRTX _060みたいなのしか聞きませんよね。NVIDIAとAMDがGPUを作っていることは知ってても、具体的な型番はわかりづらい……という人は多いと思います。

GPUは大雑把に分けるとiGPUとdGPUの二つに分けられます。

（オンボードGPUとか、eGPUとかあるけど、ここでは触れません）

iGPU … （Integrated GPU）…つまりCPUに統合されたGPUです。CPUに付属している、と言ってもいいでしょう。

CPUに統合されているので、大概のミニPCはこれを採用しています。なぜならコンパクトに済むから。

dGPU … (Dedicated GPU) … 専用のGPU、つまり独立しているGPUです。GPUと聞いたとき、大抵の人が思い浮かぶのはこっちですね。NVIDIAが作っているのは全てこれです。

こちらはサイズが大きく、電力量が増え、発熱も増えたりコストも増えるのでミニPCには積極的に採用されません。ただし、少数ではありますが採用例も増えてきています。

iGPUとdGPUの違いはわかったから、どっちがどうなんだ！と見分ける方法をお教えします。

大雑把に言えば、下のテーブルを見てください

基本的にIntel製とAMD製はほとんどiGPUと考えていいです。それぞれ Intel ArcシリーズとRadeon RX シリーズがdGPUとなっています。

NVIDIA製のGPUであれば、悩むことはなくdGPUと考えていいです。というかNVIDIAはCPUを作っていないので、必然的にiGPUもありません。

ミニPCはその名の通り、小型のPCです。そのため、一般的にはiGPUが使われます。iGPUでも日常的な作業や簡単なゲームは十分可能です。

問題はあなたがどれくらいGPUの性能を重視するか、もしくはどれくらいお金を出せれるかです。

もし、あなたが高度なグラフィック処理や3Dゲーム、動画編集などを考えているなら、dGPUが搭載されたミニPCも選択肢に入ります。ただし、その場合は予算が必要です。NVIDIAのRTX 30シリーズやAMDのRadeon RX 6000シリーズなどは、その性能の高さと引き換えに高価です。

参考：Amazonで売られているdGPU付きのマシン
- Minisforum NUCXI7 (NVIDIA RTX 3070 Laptop搭載):クーポン込み15万円台
- Minisforum HX99G (AMD RX 6600M搭載) : クーポン込み13万円台
- Minisforum HN2673 (Intel Arc A730M 搭載) : クーポン込み12万円台

予算が限られているが、それでもゲームがしたい場合は、iGPUでも十分な性能を出せるモデルを選ぶしかありません。

選択肢としてはAMDのiGPUがあります¹。Radeon 680MもしくはRadeon 780Mはかなり強いです。特に780Mは公称では RTX 1650を超えると主張されています（条件などによるので、実測では微妙に劣るくらいらしいです）

その他の場合、事務用などに関してはもはや2〜3万円台のiGPU搭載機でも十分にこなせる時代が来ています。GPUは必要ありません。

GPUにはiGPU(CPU付属)とdGPU(独立GPU)があります。性能が高いのはdGPUです。

それぞれの選び方は

こんな感じ。dGPUは以下のものがあります。

上記のリストにないものは基本iGPUと考えるのが楽です。

dGPU付きのものは基本的に以下のものです。

iGPUはIntel製とAMD製に分かれますが、基本的に性能が良いのはAMD製です（ただし、上記の680M/780M以外のVegaシリーズなどはIntel Xeシリーズと比べてとても強いわけではないのでそこまで気にしなくて良いです）

たても

以上、GPUがよくわからない人向けの解説でした！自分の予算に併せて選びましょう！