ONEXPLAYER、Thunderbolt 5搭載の「ONEXGPU Lite」を予告

UMPCで知られるOne-Netbookが、新型eGPU「ONEXGPU Lite」のティーザーを公開しました。

本製品は、現行かつ初代ONEXGPUと同じGPU『AMD Radeon RX 7600M XT』なのは変わりませんが、接続ポートにThunderbolt 5を採用している点が最大の特徴です 。

ASUS ROG AllyやLenovo Legion GoといったゲーミングUMPCが増え、それに伴い外付けGPU(eGPU)への需要が再び高まっています 。

ゲーミングUMPCやミニPCは、ミニであることが魅力ですが、時たま強力なGPUパワーが欲しくなります。eGPU(外付けGPU)はこういうPCが増えたことにより、数を増やしています。

Thunderbolt 5の登場で変わるeGPUの接続規格

これまでのeGPUにおける接続規格は、主に2つの選択肢に集約されていました。それは「パフォーマンスのOcuLink」と「利便性のThunderbolt 4」です。

  • OcuLink:
    • ネイティブなPCIe 4.0 x4接続により、最大64 Gbpsの理論帯域幅を実現します。これにより、GPU性能を最大限に引き出せる
    • ホットプラグには非対応。安全な着脱にはシステムの再起動が必要になる。
    • データ専用接続のため、映像出力や電力供給には別途USB-Cケーブルなどが必要
  • Thunderbolt 4 / USB4:
    • データ、映像、電力、そしてホットプラグ対応
    • しかし、eGPUが利用できる帯域は最大32 Gbpsに制限

ここに登場したのがThunderbolt 5です。この新規格は、eGPUの接続における長年のトレードオフを解消する可能性を秘めています。Thunderbolt 5の最も重要な点は、PCI Expressのデータスループットが64 Gbpsに倍増し、PCIe Gen 4をサポートすることです。

接続規格スペック比較

機能 USB4 / Thunderbolt 4 OcuLink (PCIe 4.0 x4) Thunderbolt 5
最大PCIe帯域幅 32 Gbps 64 Gbps 64 Gbps
PCIe Gen Gen 3 Gen 4 Gen 4
ホットプラグ ×
単一ケーブル ×
長所 利便性、ホットプラグ 実質PCIeと同じなので速い 速いし、一本で済むし、ホットプラグも対応
短所 速度のボトルネック 2ケーブル必須、ホットプラグなし 理論上、遅延する可能性がある

Thunderbolt 5はOcuLinkと(理論上)同等の速度と、Thunderboltの利便性(単一ケーブル、ホットプラグ)を兼ね備えています。

ONEXGPU『Lite』?

Liteとは何を指すのでしょうか。既存のONEXGPUと比べてみましょう。

  • 初代 ONEXGPU (RX 7600M XT):
    豊富なポート(HDMIx2, DPx2, USB-Ax2, LAN)と、ユーザーが換装可能なM.2 2280 SSDスロットを内蔵しています。単なるeGPUではなく、ストレージ拡張も可能な「多機能ドッキングステーション」としての性格が強いです。
  • ONEXGPU 2 (RX 7800M):より強力なRadeon RX 7800Mを搭載したハイエンドモデルです。パフォーマンスを最優先するユーザー向けの製品と言えます。

今回ティーザーが公開されたONEXGPU Liteは、搭載GPUが初代と同じAMD Radeon RX 7600M XTであることは判明しています。

「Lite」という名前ですが、性能が低いという意味ではなく、初代モデルからポートをシンプルにして、Thunderbolt 5でケーブル1本で手軽に使える、という点を重視したモデルなのかなと思います。

まとめ

ONEXGPU LiteはThunderbolt 5を搭載することで、OCuLinkとThunderbolt4のいいとこ取りをしたeGPUです。

ケーブル1本で手軽なのに、性能もしっかり出る。そんな新しい選択肢が増えることで、eGPUがもっとたくさんの人にとって身近な存在になっていくのかなと思います。