Pixelmator Proの買い切り版を使ってきたユーザーにとって、少し気になる動きが出てきました。
2026年4月の更新では、買い切り版のPixelmator Proがバージョン3.8、Apple Creator Studio版がバージョン4.2として配信されており、両者の更新内容に差があることが確認されています。App Store上でも、従来の買い切り版は「Version 3.8」、Creator Studio版は「Version 4.2」として案内されています。
今回のアップデート内容を整理すると、確認できる差分は次の通りです。
- Pixelmator Pro 3.8(買い切り版)アップデート
- Sony Alpha ILCE-7M5、FUJIFILM GFX 100S II、FUJIFILM GFX 100RFの圧縮RAWに対応
- Nikon Z5II、Nikon Z50IIの高効率RAWに対応
- Panasonic LUMIX DC-S1RM2の高解像度モードRAWに対応
- App Screenshot、Bento Grid、Devicesなどテンプレート/モックアップカテゴリを更新
- iPhone 17モックアップを追加
- Pixelmator Pro 4.2(Creator Studio版)アップデート
- レイヤー不透明度を数字キー1〜9で変更可能
- Shift+プラスキー/Shift+マイナスキーでブレンドモードを切り替え可能
- 4.0以降ではWarp Toolを追加
- 円弧、円柱、旗などに変形できるスマートワーププリセットを搭載
- ワープ機能を活かした製品・アパレル向けモックアップを追加
- Liquid Glassに最適化した新しい画面デザインを導入
少なくとも現時点では、買い切り版にも互換性対応やテンプレート更新は入っている一方で、主要な新機能はCreator Studio版のみに提供されています。
Appleは2026年1月にサブスクリプションサービス「Apple Creator Studio」を発表し、その中にPixelmator Proを組み込みました。ただし同時に、Pixelmator Proの買い切り版はMac向けに49.99ドルで引き続き提供するとも案内しています。つまり、現時点で買い切り版そのものの終了が発表されたわけではありません。
同ページではCreater Studio版について「Apple Creator Studio版のPixelmator Proには、ワープツール機能が付属しています」と表記されています。これは同時に、Pixelmator Proのサブスク版と買い切り版では今後のアップデートに差が出ると案内していることを明示しているともいえます。
Appleのサポート文書では、Creator Studio版と買い切り版を同じMacに共存させて使えることも説明されています。これもまた、Apple自身が両者をはっきり分けて扱っていることの表れでしょう。
Appleが「買い切り版の更新を縮小する」と明言したわけではありませんが、バージョン番号の分離、機能差の発生、新機能のCreator Studio版のみへの提供という流れを見ると、今後のアップデートが限定的になっていくのではないか、という見方には十分な根拠があります。
今すぐ買い切り版が使えなくなるわけではありませんが、今後の新機能がCreator Studio版を中心に展開されるのであれば、どこかの段階でサブスクリプション契約も考える必要があるなと考えています。
Pixelmator Proは買い切りで使えることも大きな魅力のひとつでした。サブスクリプション版へ移行するにしても、もう少し手に取りやすい価格になってくれると嬉しいところです。
今回の更新を見る限り、買い切り版がすぐに使えなくなると言うことはないでしょう。ただ、未だにApple自身が推し進めるLiquid Glassへの適用がされていないこと自体かなり気になります。
Pixelmator Pro、使いやすくてお気に入りなのになぁ……。
