結論→OCuLinkの方が性能を引き出せる(Thunderbolt 4と比較して)
執筆時点ではThunderbolt 5対応のeGPUが出回っていないため、この記事はThunderbolt4 を対象にしています。
Type-Cで便利?Thunderboltとは
Thunderbolt とは通信規格の一つであり、Thunderbolt 3以降はType-Cコネクタを採用しています。
Thunderbolt 3 / 4 は対応したType-Cで利用できます。
ThunderboltにはUSB給電(ノートPCを充電したり、ミニPCの電源になったり)の要件があったりしますが、最大通信速度は40Gbpsと高速です。
色々と特徴がありますが、大雑把に「現状では最強のUSB Type-C」と認識しておけばおおよそ間違いはありません。
全然聞かないけどOCuLinkって何?
eGPU界隈ではよく聞くものの、そもそもどんな端子かわからないOCuLink。
おおよそ簡単に言うと「余ってるSSDの端子をケーブル化すると便利じゃない?」という端子です。なので規格はM.2に準じています(よくM.2 SSDなどと聞きますね)
PCの筐体外の部品と繋ぐために使われますが、実質的には内部に直結です。なのでUSBのようなホットプラグに対応していません(つまり、PCの起動中に自由に抜き差しできません!)
その代わり、PCと直結しているので速いです。Type-Cと違って普及してないのはやはり、ホットプラグに対応していない(汎用性が低すぎる)からですね。
eGPU(外付けGPU)なら、どっちがいいの?
一言で言えば、純粋な性能を求めるならOCuLinkの方が上です。PC直結と変わりませんから。
Thunderbolt 4とOCuLinkを比較した動画では、すべてのゲームにおいてOCuLink接続がthunderboltを上回っていました。
上記動画よりCOD:BO6(Thunderboltが平均43FPS / OCuLinkが平均55FPS)使用GPUはRX 6600
また、使い勝手について比較している動画もありました(動画の冒頭はモバイルバッテリーの広告が入ります)。
こちらでは実際に使用して比較したレビューが挙げられていました。注目すべき点をまとめます。
- ミニPCやUMPCにはOCuLinkが搭載されている製品があるものの、ノートPCにはそういう製品は存在しないため、接続方法がややこしくなる
- Thunderboltはボトルネックが激しいのであんまり高価なGPUは意味ない
- Thunderbolt(と言うよりType-C)は便利で多機能だけれど、eGPUとしては最も劣るパフォーマンス
- ただし、Thunderboltはホットスワップが使えて、かつ最長3メートルのケーブルが利用できるなど利便性は高い
- (OCuLinkは最大80センチメートル。それより長い規格外品もあるし一応動くが……)
兎にも角にも持ち運びが前提のノートPC / UMPCにおいてはOCuLinkだと一々電源を取り外さないと面倒!と言う感じでThunderboltを利用しているとのこと。
一方、持ち運びがほとんど発生しないミニPCにおいてはOCuLinkの方が良さそうですね(OCuLinkポートを搭載していることも相まって)
ちなみに冒頭にも書きましたが、執筆時点ではThunderbolt 5対応のeGPUが出回っておらず、かつPC側も対応しているものがありませんのでこの情報は2025年2月時点の情報です。
Thunderbolt 5は最大120Gbpsですので、ボトルネックが大幅に緩和されるでしょう。その分搭載コストは重そうなのでコスパのOCuLinkに、性能のThunderbolt 5と言う形になるかもしれません。

